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鍼灸治療院コラム

2026/04/21
院長コラム
【春に多い「めまい」の原因とは?自律神経との関係】

春は気温や気圧の変化が大きく、体調を崩しやすい季節です。
その中でも「めまい」に悩まされる方が増えるのがこの時期の特徴です。
朝起きたときにふらつく、立ち上がるとクラッとする、頭がぼーっとするなどの症状は、日常生活に大きな不安を与えます。
では、なぜ春にめまいが起こりやすくなるのでしょうか?
その背景には「自律神経の乱れ」が深く関係しています。


自律神経とは、体温調整や血流、内臓の働きなどを無意識にコントロールしている神経で、「交感神経」と「副交感神経」のバランスによって成り立っています。
春は寒暖差が激しく、さらに新生活や環境の変化によるストレスも重なりやすいため、このバランスが崩れやすくなります。
その結果、血流が不安定になり、脳への血液供給が一時的に低下することで、めまいが起こると考えられています。


また、春特有の低気圧の影響も見逃せません。
気圧が下がると体内の圧力バランスも変化し、内耳の働きに影響を及ぼすことがあります。
内耳は平衡感覚を司る重要な器官であり、ここに異常が生じると回転性のめまいやふらつきが現れやすくなります。
さらに、花粉症による鼻づまりや睡眠の質の低下も、自律神経の乱れを助長する要因となります。


このような春のめまいを予防・改善するためには、まず生活リズムを整えることが大切です。
毎日同じ時間に起床・就寝することで自律神経の安定につながります。
また、適度な運動やストレッチを取り入れることで血流が促進され、めまいの軽減が期待できます。
特に、首や肩まわりの緊張を緩めることは、脳への血流改善にも効果的です。


さらに、食生活の見直しも重要です。
ビタミンB群や鉄分を意識的に摂取することで、神経や血液の働きをサポートできます。
水分不足も血流悪化の原因となるため、こまめな水分補給を心がけましょう。


春のめまいは一時的なものと軽視されがちですが、放置すると慢性化する可能性もあります。
「なんとなく不調」を感じた段階で早めに対策を取ることが、快適な日常を維持するポイントです。
季節の変わり目こそ、ご自身の体と向き合い、自律神経を整える習慣を取り入れていきましょう。

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