身体の痛み・育児による疲れを改善する

column

鍼灸治療院コラム

2026/01/07
院長コラム
【七草と体調管理:東洋医学視点からの消化不良改善】

1月7日は「七草の日」。
お正月のごちそうで疲れた胃腸を休め、無病息災を願って七草粥をいただく日本の伝統行事です。
実はこの風習、東洋医学の考え方とも非常に相性が良く、年始に起こりやすい消化不良や体調不良の予防に理にかなっています。


東洋医学では、食べたものを消化・吸収し、エネルギーに変える働きは「脾(ひ)」と「胃」が担っていると考えます。
年末年始は、脂っこい料理や甘いもの、アルコールの摂取が増えやすく、さらに生活リズムの乱れや冷えが重なることで、胃腸の働きが低下しやすい時期です。
その結果、胃もたれ、食欲不振、腹部の張り、便通の乱れといった消化不良症状が現れやすくなります。


七草粥は、こうした弱った胃腸をやさしくいたわる食養生の一つです。
七草に含まれる青菜は、体にこもった余分な熱を冷まし、巡りを整える作用があるとされます。
また、油や刺激の少ない温かいお粥は、胃腸への負担が少なく、消化機能の回復を助けます。
東洋医学的に見ても、「温かく、消化しやすい食事」は体調管理の基本です。


さらに、消化不良の背景には自律神経の乱れも深く関係しています。
年始の生活リズムの変化やストレスは、自律神経のバランスを崩し、胃腸の働きを低下させる原因になります。
規則正しい食事時間、よく噛んで食べること、体を冷やさない生活を意識することが、1月の体調管理には欠かせません。


1月は「胃腸の不調」「なんとなく体が重い」といったご相談が増える時期です。
七草粥をきっかけに、食事内容や生活習慣を見直し、東洋医学の視点で体の内側から整えることが、1年を健やかに過ごす第一歩となります。
新年のスタートに、胃腸を労わる習慣をぜひ取り入れてみてください。

一覧に戻る