身体の痛み・育児による疲れを改善する

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鍼灸治療院コラム

2025/12/26
院長コラム
【年末年始の暴飲暴食後ケア_胃腸疲れと鍼灸】

年末年始は忘年会やクリスマス、正月のごちそうなどが続き、食事量や飲酒量が一気に増える時期です。
「胃が重い」「食欲が戻らない」「お腹が張る」「疲れが抜けない」といった不調を感じていませんか?
これらは単なる食べ過ぎではなく、胃腸疲れが原因となっているケースが多く見られます。


暴飲暴食が続くと、胃腸は休む暇がなく働き続ける状態になります。
その結果、消化吸収のリズムが乱れ、胃もたれや胸やけ、便通の乱れ、全身のだるさへとつながります。
さらに、年末年始は生活リズムの乱れや睡眠不足、寒さによる冷えも重なり、自律神経のバランスが崩れやすい時期でもあります。
自律神経の乱れは胃腸の働きに直結するため、回復が遅れる原因になります。


このような胃腸疲れに対して、鍼灸は身体を内側から整えるケアとして注目されています。
鍼灸では、筋肉の緊張や血流の滞りにアプローチし、全身の巡りを促します。
胃腸周辺のこわばりがやわらぐことで、消化機能が働きやすい環境が整い、食後の不快感や重だるさの軽減が期待できます。


また、鍼灸は自律神経の調整をサポートする点も特徴です。
緊張状態が続いた身体をリラックス方向へ導くことで、胃腸が本来のリズムを取り戻しやすくなります。
「食事量は戻したのに調子が上がらない」「休んでも疲れが取れない」といった年末年始特有の不調にも、やさしく働きかけます。


胃腸疲れを感じているときは、無理な食事制限や刺激の強い対策よりも、身体全体を整える視点が大切です。
鍼灸によるケアは、暴飲暴食後のリセットだけでなく、次の季節を元気に迎えるための土台づくりにもつながります。
年末年始の不調を引きずらないためにも、早めのケアを心がけましょう。

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