身体の痛み・育児による疲れを改善する

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鍼灸治療院コラム

2025/11/01
院長コラム
【朝晩の冷えで悪化する肩こり…体を温めて血流を整えよう】

11月に入り、朝晩の気温差がぐっと大きくなってきました。

「最近、肩こりがひどくなった」「首から背中が重だるい」――そんな声が増えるのもこの時期です。
寒さによる血流の悪化や筋肉のこわばりが、肩こりを悪化させる主な原因です。


冷えによって筋肉が硬くなると、血液の流れが滞り、疲労物質がたまりやすくなります。
その結果、肩や首の筋肉が常に緊張し、痛みや張りを感じるようになります。
特にデスクワークやスマホ操作の多い人は、同じ姿勢が続くことで筋肉がさらに固まり、肩こりを感じやすくなります。


肩こりを悪化させないためには、「体を冷やさないこと」が何より大切です。
朝晩はまだ暖房をつけないという方も多いかもしれませんが、起床時や夜の時間帯は想像以上に体温が下がっています。
寒さを感じる前にカーディガンやネックウォーマーで首・肩まわりを守ることがポイントです。


また、温め方にもコツがあります。
入浴時はぬるめのお湯(38〜40℃)にゆっくり浸かることで、体の深部まで温まり、筋肉の緊張がほぐれます。血流が良くなることで、肩や首にたまった老廃物が流れやすくなり、翌朝の軽さを実感しやすくなります。


さらに、日常生活で意識したいのが「肩甲骨の動き」です。寒さで背中を丸める姿勢が続くと、肩甲骨まわりの筋肉が動かなくなり、血流が悪化します。
両腕を大きく回すようなストレッチを数回行うだけでも、筋肉が温まり、こりの予防になります。


鍼灸では、固くなった筋肉にアプローチし、血流を促すことで肩こりを和らげていきます。
慢性的な肩こりの方ほど、筋肉の深い部分にまで硬さが残っていることが多く、鍼の刺激で血流を改善すると、体全体がポカポカと温まるのを感じられます。


また、肩こりは単なる筋肉の問題だけでなく、「睡眠不足」や「ストレス」「冷え性」など全身のバランスとも深く関係しています。
鍼灸治療では、そうした全身の巡りを整えることで、肩こりの再発しにくい体づくりをサポートします。


これからの季節、冷えが本格化する前に肩こり対策を始めることが重要です。
温める・動かす・ケアする、この3つを意識して過ごすことで、寒い季節も快適に乗り切ることができます。


「肩こりがつらい」「温めても楽にならない」そんな方は、ぜひ一度、東戸塚鍼灸治療院にご相談ください。
身体の状態を見極めながら、あなたに合ったケア方法をご提案いたします。

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