身体の痛み・育児による疲れを改善する

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鍼灸治療院コラム

2025/10/30
院長コラム
【寒暖差で起こる頭痛と自律神経の関係】

秋も深まり、朝晩の気温差が大きくなる季節。

この時期になると「朝起きると頭が重い」「夕方になるとズキズキ痛む」といった寒暖差による頭痛に悩む方が増えます。
特に10月下旬は、日中と夜の気温差が10℃近くになることもあり、体がその変化にうまく対応できずに不調を感じやすくなるのです。


頭痛の原因として注目されているのが、自律神経の乱れです。

気温の上下が激しいと、体は体温を一定に保とうとするため、自律神経がフル稼働します。交感神経と副交感神経のバランスが崩れると、血管の収縮や拡張がスムーズにいかず、脳への血流にムラが生じて頭痛が起きやすくなります。


特に寒暖差頭痛には、次のような特徴があります。

・気温差が大きい日に頭が重く感じる

・天気の変化でこめかみがズキズキする

・肩や首のこりを感じやすくなる

・冷えると痛みが強まる


これらの症状は、血管の収縮・拡張のリズムが乱れ、神経が過敏になっているサインです。

そのまま放置してしまうと、慢性的な頭痛や肩こりにつながることもあります。


こうした寒暖差頭痛には、鍼灸によるアプローチが有効です。

鍼灸では、首や肩周りの緊張をやわらげて血流を促すことで、痛みを引き起こしている筋肉のこわばりを改善します。
さらに、自律神経の働きを整えることで、外気温の変化に影響されにくい体づくりをサポートします。

施術後は体がポカポカと温まり、「頭が軽くなった」「目の奥の痛みが和らいだ」と感じる方も少なくありません。


ご自宅でできるセルフケアとしては、

・冷えやすい首・肩をスカーフなどで保温する

・お風呂で首の後ろをじっくり温める

・スマホやパソコンを長時間見続けない

・寝不足を避け、一定の生活リズムを保つ

といった工夫が効果的です。


また、冷たい飲み物の摂りすぎや、急な暖房による温度差も自律神経を乱す原因になります。
外出先や職場でも、体を冷やさない意識を持つことが大切です。


東戸塚鍼灸治療院では、寒暖差による頭痛や肩こり、気圧変化による体調不良にお悩みの方に、血流改善と自律神経の調整を目的とした鍼灸施術を行っています。

季節の変化で体がつらいときこそ、早めのケアで整えることが、秋冬を快適に過ごすための第一歩です。


「最近、頭痛が増えた」「天気や気温で体調が左右される」と感じたら、ぜひ一度ご相談ください。

鍼灸で、自律神経のバランスを整え、寒暖差に負けないしなやかな体を目指しましょう。

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