身体の痛み・育児による疲れを改善する

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鍼灸治療院コラム

2025/10/31
院長コラム
【秋の終わりに整えたい体調管理と鍼灸の役割】

10月の終わりは、朝晩の冷え込みと乾燥が進み、気温差も大きくなる季節です。

「なんとなくだるい」「体が重い」「朝スッキリ起きられない」などの不調を感じる方が増えていませんか?

この時期の体調不良は、季節の変わり目に起こる“秋バテ”や自律神経の乱れが関係しています。


秋は、夏の疲れが抜けきらないまま気温が下がることで、体のエネルギーがうまく巡らず、代謝が低下しやすくなります。

さらに、日照時間が短くなることで、睡眠リズムやホルモンバランスにも影響が出やすく、心身が「なんとなく不安定」な状態になりやすいのです。


こうした秋特有の体調不良を防ぐために大切なのが、自律神経と血流のバランスを整えることです。

体が冷えると血管が収縮し、血流が滞りやすくなります。すると、肩こり・頭痛・便秘・冷え性など、さまざまな症状が現れやすくなります。


鍼灸は、そうした体の巡りを整え、自然な回復力を引き出すサポートとして注目されています。

鍼やお灸による刺激は、自律神経の働きを整えることで、筋肉の緊張をゆるめ、血流を改善し、“疲れにくく、冷えにくい体”へ導いていきます。

特に、秋の終わりから冬にかけては、早めのケアを始めることで、風邪や肩こりなどの季節性トラブルを予防しやすくなります。


また、免疫力を維持するうえで欠かせないのが「腸の健康」です。

腸の働きは冷えやストレスに影響されやすく、血流の悪化や自律神経の乱れが続くと、腸内環境も不安定になります。

鍼灸では、胃腸の働きを整え、内臓の動きをサポートすることで、免疫バランスを整える効果も期待できます。


ご自宅での体調管理としては、

・朝晩の冷え対策(腹巻き・首元の保温)

・就寝前の深呼吸や軽いストレッチ

・温かい飲み物で内側から温める

・栄養バランスのとれた食事を意識する

といった習慣を続けることが大切です。


「季節の変わり目になると体調を崩しやすい」「朝から体が重い」と感じる方は、今のうちに整えるチャンスです。

東戸塚鍼灸治療院では、冷えやだるさ、睡眠トラブルなど“秋の不調”に合わせた鍼灸ケアを行っています。


秋の終わりにしっかり体を整えることで、冬を快適に過ごす準備ができます。

冷えや疲れを翌日に持ち越さないために、今こそ体のメンテナンスを始めてみませんか?


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