身体の痛み・育児による疲れを改善する

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鍼灸治療院コラム

2025/10/25
院長コラム
【ストレス社会で増える緊張型頭痛と鍼灸治療】

仕事や家事、スマホの使用時間が増えた現代では、「頭が重い」「後頭部が締め付けられるように痛い」といった「緊張型頭痛」に悩む方が急増しています。
特に10月は季節の変わり目で寒暖差が激しく、身体が無意識に力んでしまうことから、頭痛が悪化しやすい時期です。


緊張型頭痛は、肩や首の筋肉がこわばり、血流が悪くなることで起こる頭痛です。
長時間のデスクワークやスマホ操作、精神的ストレスなどが原因となり、筋肉の緊張が続くことで頭の周囲に痛みを感じるようになります。
片頭痛のようにズキズキと脈打つ痛みではなく、「締めつけられる」「重い」といった鈍痛が特徴です。


ストレスによって自律神経が乱れると、筋肉が常に緊張状態になり、首や肩のこりが悪化します。
結果として血行が滞り、酸素や栄養が脳に届きにくくなり、頭痛や倦怠感が出やすくなります。
放っておくと、集中力の低下や睡眠の質の悪化にもつながり、日常生活に支障をきたすことも少なくありません。


こうした慢性的な頭痛に対して、鍼灸治療は有効なアプローチとなります。
鍼灸では、首や肩、背中など筋肉のこわばりをやわらげ、滞った血流を改善します。
血流が良くなることで、酸素が脳へ届きやすくなり、頭痛が軽減されるケースが多く見られます。
また、鍼灸にはリラックス効果があり、ストレスによる自律神経の乱れを整える働きも期待できます。


特に、デスクワーク中心の方や長時間パソコンを使う方は、首の後ろや肩甲骨周りの筋肉が強く緊張していることが多いため、定期的なケアが効果的です。

鍼灸で筋肉を緩めることで、頭痛の予防だけでなく、「肩こり」「眼精疲労」「首の痛み」といった関連症状の改善にもつながります。


ご自宅での対策としては、

・長時間同じ姿勢を続けない

・1時間に一度は軽くストレッチをする

・目の疲れを感じたらホットタオルで温める

・睡眠時間をしっかり確保する

といったセルフケアを取り入れることも重要です。


「頭痛薬を飲んでも治らない」「仕事の後は必ず頭が重い」という方は、単なる疲れではなく、身体の緊張が慢性化しているサインかもしれません。


東戸塚鍼灸治療院では、筋肉のこわばりを和らげ、自律神経を整える鍼灸施術を通して、緊張型頭痛の根本改善を目指しています。

ストレスや肩こりによる慢性的な頭痛にお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

鍼灸で、頭も心も軽くなる「快適な日常」を取り戻しましょう。

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