身体の痛み・育児による疲れを改善する

column

鍼灸治療院コラム

2025/10/23
院長コラム
【自律神経の乱れによる倦怠感と鍼灸アプローチ】

秋が深まり、朝晩の気温差が大きくなるこの時期、「体が重い」「眠っても疲れが抜けない」「やる気が出ない」といった倦怠感を感じる方が増えてきます。

これらの不調の多くは、自律神経の乱れによるものです。
季節の変わり目は気温・湿度・気圧が不安定で、体がその変化に対応しようとすることで、心身に負担がかかります。


自律神経は、体温調節・呼吸・血流・消化など、生命活動を自動的にコントロールしている神経です。
外気温の変化やストレス、生活リズムの乱れによってこの神経のバランスが崩れると、疲労感やだるさ、不眠、頭痛、めまいなど、原因のはっきりしない不調が現れます。


特に秋は、夏の疲れが抜けないまま急に気温が下がることで、体が冷えやすくなり、血流が悪化。
血液循環の滞りがさらに自律神経を乱す悪循環を生むため、「何をしても疲れが取れない」状態になりやすいのです。


このようなときに注目したいのが、鍼灸による自律神経の調整です。

鍼やお灸のやさしい刺激は、交感神経と副交感神経のバランスを整え、体を「休息モード」に導きます。
筋肉のこわばりをゆるめ、血流を促進することで、酸素と栄養が全身に行き渡り、自然な回復力が高まります。


また、鍼灸施術にはリラクゼーション効果もあり、ストレスや不安による緊張を和らげる働きもあります。

「最近寝つきが悪い」「疲れているのに眠れない」という方も、施術後にぐっすり眠れるようになったという声が多く聞かれます。


ご自宅でできる対策としては、

・朝起きたらカーテンを開けて日光を浴びる

・夜はぬるめのお風呂にゆっくり浸かる

・スマホやPCの使用を就寝1時間前にやめる

・冷たい飲み物を控え、体を冷やさない

といった生活習慣の見直しも効果的です。


東戸塚鍼灸治療院では、季節の変化による自律神経の乱れや慢性的な倦怠感に対して、体全体のバランスを整える施術を行っています。

深部の緊張をやわらげ、自然治癒力を高めることで、疲れにくく整った体へ導きます。


「病気ではないけれど調子が出ない」「このだるさを何とかしたい」という方は、ぜひ一度ご相談ください。

鍼灸は、心と体の両面から“整える”ケア。

秋の不調をリセットし、すっきりと軽い体で毎日を過ごしましょう。

一覧に戻る