身体の痛み・育児による疲れを改善する

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鍼灸治療院コラム

2025/10/18
院長コラム
【季節の変わり目に悪化する胃の不調と鍼灸ケア】

秋が深まり、朝晩の冷え込みが強くなると、「なんとなく胃が重い」「食後にムカムカする」「食欲が出ない」といった胃の不調を感じる方が増えてきます。

季節の変わり目は、気温差や気圧の変化によって自律神経が乱れやすく、胃の働きをコントロールする神経のバランスも崩れやすい時期です。


特に10月は、夏の疲れが抜けきらないまま、冷えによって内臓の血流が低下しやすくなります。
すると、胃の消化機能が弱まり、胃もたれや膨満感、食欲不振などが起こりやすくなるのです。


また、仕事や学校の忙しさが増す時期でもあり、ストレスによって胃酸の分泌が乱れ、胃の粘膜が刺激を受けて炎症を起こすこともあります。
これが長引くと、慢性的な胃痛や逆流性食道炎などにつながるケースも見られます。


このような季節性の胃の不調には、鍼灸によるケアが効果的です。

鍼灸では、胃腸の働きを整えるとともに、全身の血流を改善し、冷えやストレスに強い体づくりを目指します。

特に、お腹まわりや背中の緊張をやわらげる施術を行うことで、胃の働きを助ける自律神経のバランスが整いやすくなります。


さらに、鍼灸の刺激によって体がリラックス状態になると、過剰な胃酸分泌が抑えられ、自然と食欲が戻ってくる方も少なくありません。

胃の不調は「ストレス」「冷え」「疲労」などの複合的な要因で起こるため、薬だけに頼らない体質改善が大切です。


ご自宅でのセルフケアとしては、

・冷たい飲み物や生ものを控え、温かいスープやおかゆで胃を休める

・寝る直前の食事を避け、消化時間を確保する

・お腹や腰を冷やさないよう、腹巻きや温かい服装で保温する

・深呼吸やストレッチで心身をリラックスさせる

といった日常習慣の見直しもおすすめです。


「胃が重くて朝食がとれない」「食後にムカムカする」「検査では異常がないのに不快感が続く」という方は、身体が季節の変化にうまく順応できていないサインかもしれません。


東戸塚鍼灸治療院では、こうした季節の変わり目に起こる胃の不調に対し、自律神経と消化機能のバランスを整える施術を行っています。

薬に頼らず自然に「胃が軽くなる」感覚を取り戻したい方は、ぜひ一度ご相談ください。


秋の美味しい食事を楽しむためにも、胃をいたわるケアで体調を整えていきましょう。

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