身体の痛み・育児による疲れを改善する

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鍼灸治療院コラム

2025/10/16
院長コラム
【秋口に増えるめまいと耳鳴りへの対応法】

秋になると、「立ち上がるとふらつく」「耳が詰まったような感覚が続く」「キーンという音が止まらない」といっためまいや耳鳴りの症状を訴える方が増えます。
これは単なる疲れではなく、季節の変化による自律神経の乱れや血流の低下が関係している場合があります。

夏から秋にかけては、朝晩の気温差や気圧の変動が大きく、体がその変化に対応しきれなくなることで、自律神経が不安定になりやすくなります。
特に、冷房による冷えや、夏の疲れが残っている状態では、耳や平衡感覚をつかさどる内耳への血流も滞りやすく、
めまい・耳鳴り・耳の閉塞感といった症状が現れやすくなるのです。

また、仕事や人間関係などのストレスが重なると、交感神経が過剰に働き、耳周辺の血流がさらに悪化。これが耳鳴りやめまいを長引かせる原因にもなります。
特に、スマートフォンやパソコンの使用時間が長い方は、首や肩の筋肉がこわばり、血行不良によって耳周辺の神経が過敏になりやすい傾向があります。

こうした不調への対策として有効なのが、血流を整え、自律神経のバランスを取り戻すケアです。
鍼灸では、首や肩まわりの筋肉の緊張をゆるめることで、頭部への血流を促進し、耳や平衡感覚に関わる神経の働きを整えます。
施術後には「頭が軽くなった」「耳の圧迫感が減った」と感じる方も多く、継続的にケアすることで、再発しにくい体づくりにつながります。

ご自宅でできるセルフケアとしては、
・首・肩を冷やさないようにする(ストールや温感パッドの活用)
・十分な睡眠をとる
・カフェインやアルコールを控える
・適度な運動で血流を促す(ウォーキングなど)
などが効果的です。

また、「朝にふらつく」「耳鳴りが続く」「気分が悪くなる」などの症状がある場合は、我慢せずにご相談ください。
東戸塚鍼灸治療院では、めまいや耳鳴りの原因を丁寧にヒアリングし、体全体のバランスを整える鍼灸施術を行っています。薬を使わずに自然な回復力を高めることで、“季節に負けない体”を目指すサポートをしています。

「最近、耳が詰まる感じがする」「立ちくらみが増えた」という方は、体のリズムが乱れているサインかもしれません。
早めのケアで、秋の毎日を快適に過ごしましょう。

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