睡眠は生命維持に必須のプロセスです。

人は食物が無くても１か月は持ちこたえられますが、睡眠がとれなければ２週間も生存が難しいと言われています。

また、高血圧患と心臓病の原因は質の悪い睡眠と関連が深いとされています。

睡眠障害をかかえた40代の女性の患者様よりご相談を頂きました。

ストレスを抱えやすい性格のようで様々な環境の変化が不安障害を生じさせていることが原因と考え、治療方針を立てました。

今回、この患者様は鍼灸治療が初めてで少し恐怖感があるとのことでしたので、鍉鍼（刺さない鍼）で脈やお腹の状況に合わせた全身治療を行い、その後、頭部の経絡上と頸部に鍼治療を行いました。

また、骨盤にお灸をすることで全身があたためられ、施術中に軽い眠りに入られました。

施術後は、血流が改善したことで施術中に顔色が良くなってきました。

後日、完全ではないものの少しずつ眠れる時間が長くなっているとご報告を受け、継続して通院して頂く事となりました。

今回の患者様のように、社会情勢や人間関係が原因によるストレスにより不安障害やうつ症状の女性が増えています。

身体がデリケートな女性の患者様の場合、身体の負担の少ない施術で血流を改善していく事が重要となります。