身体の痛み・育児による疲れを改善する

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鍼灸治療院コラム

2025/10/15
院長コラム
【気候の変化と関節痛の関係】

10月に入ると、朝晩の気温差や湿度の低下を感じる日が増えてきます。
こうした気候の変化に伴い、「関節が痛い」「手足がこわばる」といった不調を訴える方が増えてきます。

実はこの関節痛、気圧や温度の変化が体に与える影響によるものなのです。


気圧が下がると体内の血管が膨張し、関節内の圧力が高まります。
これにより神経が刺激され、痛みや違和感を感じやすくなります。
また、気温が下がると血流が悪くなり、筋肉や関節の柔軟性が低下。
結果として、動かしたときの「ズキッ」とした痛みや「こわばり」を感じるようになります。

特に、膝や手首、腰、肩といった関節は日常生活でよく使うため、季節の変わり目に症状が出やすい部位です。


また、気温差による体の冷えも関節痛を悪化させる大きな要因です。
冷えることで筋肉が収縮し、関節を支える力が弱まると、炎症が起こりやすくなります。
冷房が効いた部屋や朝晩の冷え込みにも注意が必要です。


鍼灸治療では、こうした季節性の関節痛に対し、血流の改善と筋肉の緊張緩和を目的にアプローチします。

鍼による刺激は、滞っている血液の流れを促し、炎症による痛みを和らげる効果が期待できます。また、身体の深部まで温めることで関節の動きをスムーズにし、冷えによる痛みを軽減します。

継続的に施術を受けることで、気候変化に左右されにくい、“痛みに強い体質”を目指すことができます。


日常生活での予防としては、

・朝晩の冷えに備えて関節を冷やさない

・軽いストレッチやウォーキングで血行を促す

・お風呂で体を温めて筋肉の緊張を緩める

・無理な姿勢や重い荷物を避ける

といった習慣が効果的です。


「季節の変わり目になると決まって関節が痛む」「天気が悪いと膝が重くなる」――そんなお悩みがある方は、気候変化に体がうまく対応できていないサインかもしれません。


東戸塚鍼灸治療院では、気圧や気温の変化で起こる関節痛に対して、一人ひとりの状態に合わせた鍼灸施術を行っています。

自然治癒力を高め、季節のゆらぎにも負けないしなやかな体づくりを一緒に目指しましょう。

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