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神奈川県横浜市戸塚区の鍼灸治療院
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秋になると、朝晩は涼しく日中はまだ暑さが残るなど、一日の中で大きな気温差が生じやすくなります。
この「寒暖差」が体に影響を与え、慢性的な症状を悪化させることがあります。
その代表例の一つが坐骨神経痛です。
坐骨神経痛は腰からお尻、太ももの裏、ふくらはぎ、時には足先までしびれや痛みを伴う症状で、日常生活に大きな負担を与えます。
特に気温差が大きい秋口には症状が強まる方が少なくありません。
なぜ気温差で坐骨神経痛が悪化するのか
気温が下がると血管が収縮し、筋肉もこわばりやすくなります。
その結果、腰やお尻の筋肉が硬直し、坐骨神経への圧迫が強くなることで痛みやしびれが悪化します。
さらに、自律神経の乱れも大きな要因です。寒暖差が大きいと交感神経が優位になり、体が緊張状態になって筋肉や血流に悪影響を与えます。
これらが重なることで「普段よりも坐骨神経痛が強く出る」「夜間や朝方に痛みで目が覚める」といった訴えが増えるのです。
坐骨神経痛と日常生活の関係
坐骨神経痛は、長時間のデスクワークや立ち仕事、冷房の効いた室内環境などでも悪化します。
秋は行楽シーズンで外出や歩く機会が増える反面、冷え込む時間帯に外で過ごすと筋肉が冷えて痛みを強めてしまうこともあります。
また、冷えからくる血流不足は回復を妨げ、慢性化の原因になります。
そのため、日常の冷え対策や適度な運動は欠かせません。
鍼灸治療が有効な理由
坐骨神経痛に対する鍼灸治療は、筋肉の緊張を和らげ、血流を改善することで神経の圧迫を軽減します。
鍼で刺激を与えることにより、硬くなった筋肉を緩め、神経周囲の血行を促すことで痛みをやわらげる効果が期待できます。
また、灸による温熱効果で冷えを取り除き、自律神経のバランスを整えることも可能です。
特に季節の変わり目に乱れがちな自律神経を整えることは、症状の再発予防にもつながります。
自宅でできるセルフケア
・腰やお尻を冷やさないよう腹巻きやブランケットを活用する
・就寝前に軽いストレッチで筋肉の緊張をやわらげる
・長時間同じ姿勢を避け、こまめに立ち上がって体を動かす
こうした工夫を取り入れることで、坐骨神経痛の悪化を防ぐことができます。
秋の気温差は、坐骨神経痛をはじめとする神経痛症状を悪化させやすい時期です。
冷えや自律神経の乱れが影響しているため、根本から改善するには血流改善と自律神経の調整が重要です。
鍼灸治療はこれらに働きかけ、坐骨神経痛の痛みを和らげるとともに再発防止にもつながります。
気温差で痛みが強くなると感じたら、早めのケアを心がけ、快適な秋を過ごしましょう。