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鍼灸治療院コラム

2025/09/16
院長コラム
【秋の行楽シーズンに注意したいぎっくり腰対策】

秋は過ごしやすい気候となり、旅行や登山、スポーツ観戦など屋外での活動が増える季節です。
しかし、この時期に急増するのが「ぎっくり腰」です。
楽しい行楽シーズンを満喫するはずが、突然の腰痛で動けなくなると予定が台無しになるだけでなく、その後の日常生活にも影響を与えかねません。
ここでは、秋の行楽シーズンに多いぎっくり腰の原因と予防法、そして鍼灸によるケアについて解説します。



ぎっくり腰が秋に増える理由


ぎっくり腰は正式には「急性腰痛」と呼ばれ、重いものを持ち上げたときや、不意に体をひねったときなどに突然起こります。
秋に増える背景には、以下のような要因があります。


1.気温差による筋肉の硬直

朝晩と日中の気温差が大きい秋は、筋肉が冷えて硬くなりやすく、急な動きに対応できず腰に負担がかかります。


2.運動不足からの急な活動

夏の暑さで体を動かす機会が減っていた人が、秋になって急に旅行や運動を始めると、腰周りの筋肉や関節に過剰な負荷がかかり、ぎっくり腰を引き起こします。


3.長時間の移動や同じ姿勢

車や新幹線での長時間移動、または観光地での歩きすぎも腰痛を悪化させる要因です。



ぎっくり腰を予防する生活習慣


秋のレジャーを楽しむためには、日常生活の中で予防策を意識することが重要です。

・出発前のストレッチ

旅行や登山の前に腰や太ももの筋肉を軽く伸ばすことで、柔軟性を高めて腰への負担を軽減します。


・荷物は両手に分散して持つ

片方に重い荷物を持つと腰が傾き、ぎっくり腰のリスクが高まります。リュックやキャリーケースを活用してバランスよく運びましょう。


・こまめな休憩をとる

長時間同じ姿勢を続けると腰に負担が集中します。移動中は1時間に1回を目安に休憩をとり、軽く体を動かすと効果的です。


・冷え対策をする

腰を冷やすと筋肉が硬直しやすくなります。秋のレジャーでは薄手のブランケットやカイロを用意するのもおすすめです。



鍼灸でできるぎっくり腰対策


鍼灸は、筋肉の緊張を和らげ血流を改善する効果があり、急性の腰痛ケアに有効とされています。
痛みの緩和だけでなく、筋肉や関節のバランスを整えることで再発防止にも役立ちます。
また、普段から鍼灸によるメンテナンスを取り入れることで、腰の柔軟性を高め、ぎっくり腰を予防できる点も大きなメリットです。


東戸塚鍼灸治療院では、一人ひとりの生活習慣や身体の状態に合わせた施術を行い、腰痛予防と回復をサポートしています。
行楽シーズンを楽しむ前に身体を整えておくことが、安心して秋を満喫する第一歩です。




秋の行楽シーズンは心身をリフレッシュできる大切な時間ですが、その楽しみをぎっくり腰が奪ってしまうこともあります。
気温差や運動不足、長時間移動といったリスクを理解し、日常の予防習慣と鍼灸ケアを組み合わせることで、安心して秋のレジャーを楽しむことができるでしょう。

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