身体の痛み・育児による疲れを改善する

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鍼灸治療院コラム

2025/05/08
院長コラム
【5月の生理痛、いつもよりつらいと感じていませんか?】

5月は気温が安定せず、寒暖差や気圧の変化が激しい季節です。
この時期、多くの女性が「いつもより生理痛がつらい」「体調がすぐれない」と感じることがあります。
実は、季節の変わり目は自律神経のバランスが乱れやすく、冷えや血行不良が原因で生理痛が悪化するケースが増えるのです。


生理痛は、子宮内膜が剥がれる際に分泌される「プロスタグランジン」という物質が関係しており、これが子宮を強く収縮させることで痛みを引き起こします。
しかし、ストレスや冷え、睡眠不足、食生活の乱れといった要因が重なると、体内の巡りが悪くなり、痛みをより強く感じるようになります。


特に5月は、連休明けの生活リズムの乱れや、新しい環境でのストレスが蓄積しやすい時期。
自律神経が乱れ、ホルモンバランスにも影響を及ぼしやすいため、生理痛が重くなる原因になり得ます。


では、5月に生理痛を軽減するためにできることは何でしょうか?


まずは、身体を冷やさない工夫が大切です。
気温が高くなってくると薄着になりがちですが、お腹や腰まわりを冷やすと血流が滞り、痛みが強くなることがあります。
腹巻やレッグウォーマーなどで下半身を温めるだけでも、違いを感じる方が多いです。


次に、規則正しい生活を心がけることもポイントです。
夜更かしや朝食抜きなどが続くと、自律神経が乱れ、体調が不安定になりやすくなります。
毎日同じ時間に起きて食事をとることで、体内リズムが整い、生理周期も安定しやすくなります。


さらに、適度な運動やストレッチで血流を促すことも有効です。
激しい運動でなくても、軽いウォーキングや深呼吸を取り入れるだけで、リラックス効果とともに身体の巡りが改善されます。


東戸塚鍼灸治療院では、生理痛の根本的な体質改善を目指し、東洋医学的な視点から一人ひとりの体調に合わせた施術を行っています。
5月の体調不良や生理痛でお悩みの方は、無理をせず、身体のサインに耳を傾けることが大切です。

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