身体の痛み・育児による疲れを改善する

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鍼灸治療院コラム

2026/04/29
院長コラム
【スマホ首(ストレートネック)が引き起こす不調とは?】

近年、スマートフォンやパソコンの長時間使用が当たり前となり、「スマホ首(ストレートネック)」に悩む方が急増しています。
本来、首の骨(頸椎)は緩やかなカーブを描いて頭の重さを分散していますが、前かがみの姿勢が続くことでこのカーブが失われ、首がまっすぐな状態になってしまいます。
これがいわゆるストレートネックです。


スマホ首の大きな問題は、単なる姿勢の崩れにとどまらず、さまざまな不調を引き起こす点にあります。
まず代表的なのが首こりや肩こりです。
頭は約4〜6kgほどの重さがあるとされ、前に傾くほど首や肩にかかる負担は大きくなります。
その結果、筋肉が緊張し続け、慢性的なこりや痛みへとつながります。


さらに、頭痛や目の疲れも見逃せません。
首周りの筋肉が硬くなることで血流が悪化し、緊張型頭痛が起こりやすくなります。
また、スマートフォンを長時間見続けることで眼精疲労が重なり、頭痛や集中力低下を引き起こすケースも多く見られます。


自律神経の乱れも、スマホ首による影響のひとつです。
首には自律神経のバランスに関わる重要な神経が通っており、姿勢の崩れや筋肉の緊張が続くことで、交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいかなくなることがあります。
その結果、睡眠の質の低下や疲労感、めまい、倦怠感といった不調が現れることもあります。


また、猫背や巻き肩といった姿勢の悪化にもつながりやすく、見た目の印象にも影響を与えます。
呼吸が浅くなることで酸素の取り込みが低下し、体全体のパフォーマンス低下を招く可能性もあるため注意が必要です。


このようなスマホ首を予防・改善するためには、日常生活での意識が重要です。
スマートフォンを見る際は目の高さに近づける、長時間同じ姿勢を続けない、こまめに首や肩を動かすなど、小さな習慣の積み重ねが負担軽減につながります。
また、デスクワーク時の姿勢を見直すことも大切です。


現代社会においてスマートフォンの使用を完全に避けることは難しいですが、使い方次第で身体への負担は大きく変わります。
首や肩の違和感を感じた段階で早めにケアを行うことが、不調の慢性化を防ぐポイントです。
日々の姿勢を見直し、快適なコンディションを維持していきましょう。

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