身体の痛み・育児による疲れを改善する

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鍼灸治療院コラム

2026/04/16
院長コラム
【育児疲れによる体のだるさ…春に悪化する理由とは】

春は気温が上がり、過ごしやすい季節と思われがちですが、実は体にとっては大きな変化の時期です。
特に育児中の方にとっては、日々の疲れに加えて季節の影響が重なり、「なんとなくだるい」「疲れが抜けない」といった不調を感じやすくなります。


その理由のひとつが、気温差による自律神経の乱れです。
春は朝晩と日中の寒暖差が大きく、体温調節を担う自律神経に負担がかかります。
育児中は夜間の授乳やお子さまの対応で睡眠が不規則になりやすく、自律神経のバランスが崩れがちです。
その状態に季節の変化が重なることで、だるさや疲労感がより強く現れるのです。


さらに春は、環境の変化が多い季節でもあります。
保育園や幼稚園の入園、新生活のスタートなどにより、生活リズムが変わるご家庭も多いでしょう。
こうした変化は無意識のうちにストレスとなり、心身に影響を与えます。
特に育児中の方は、自分のことを後回しにしがちなため、疲労が蓄積しやすく、回復が追いつかない状態になりやすいのです。


また、春は「肝」の働きが活発になる時期とされ、体内の巡りが影響を受けやすいと考えられています。
このバランスが崩れると、イライラや気分の落ち込み、倦怠感といった不調が現れやすくなります。
育児による身体的・精神的な負担がある中で、この影響を受けることで、だるさがさらに強まることも少なくありません。


こうした春特有の不調を和らげるためには、日常生活の中で無理をしすぎないことが大切です。
例えば、短時間でも意識的に休息を取ることや、深呼吸をしてリラックスする時間を作ることは、自律神経を整える助けになります。
また、軽いストレッチやウォーキングなど、体を適度に動かすことも血流を促し、だるさの軽減につながります。


食事面では、栄養バランスを意識し、特にビタミンやミネラルをしっかり摂ることが重要です。
忙しい中でも、温かい食事を心がけることで、内側から体を整えることができます。


育児はとても尊いものですが、その分ご自身の体への負担も大きくなります。
「少し疲れているかも」と感じた段階でケアを行うことが、慢性的な不調を防ぐポイントです。
春のだるさは一時的なものと軽く考えず、体からのサインとして受け取り、早めに対処していきましょう。

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