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鍼灸治療院コラム

2026/01/21
院長コラム
【冬の冷えが婦人科症状へ影響する理由と対策】

冬になると「生理痛が重くなる」「月経周期が乱れやすい」「下腹部の不調や冷えを感じる」といった婦人科症状の相談が増える傾向があります。
これらの背景には、冬特有の冷えが体に与える影響が大きく関係しています。
特に女性の体は冷えの影響を受けやすく、日常生活の中での対策が重要になります。


まず、冬の冷えが婦人科症状に影響する最大の理由は血行不良です。
寒さを感じると、体は熱を逃がさないよう血管を収縮させます。
その結果、骨盤内や下腹部への血流が滞りやすくなり、子宮や卵巣周辺の環境が悪化します。
血流が悪くなると、老廃物が溜まりやすくなり、生理痛の悪化や月経不順、下腹部の違和感などにつながりやすくなります。


また、冷えは自律神経の乱れとも深く関係しています。
冬は寒暖差が大きく、室内外の温度差や冷たい空気によって自律神経が過剰に働きやすい季節です。
自律神経が乱れると、ホルモンバランスにも影響を及ぼし、PMS(月経前症候群)や気分の落ち込み、イライラなどの症状が出やすくなります。


さらに、冷えによる筋肉の緊張も見逃せません。
お腹や腰まわりが冷えると筋肉がこわばり、下腹部の不快感や腰の重だるさを感じやすくなります。
これが慢性化すると、婦人科系の不調が長引く原因になることもあります。


では、冬の冷えから婦人科症状を守るためには、どのような対策が必要なのでしょうか?
まず大切なのは体を内側と外側の両方から温めることです。
首・お腹・腰・足首など、冷えやすい部位を重点的に保温し、薄着を避けることが基本になります。
腹巻きやレッグウォーマーを活用するのも効果的です。


次に、血流を促す生活習慣を意識しましょう。
長時間同じ姿勢を避け、軽いストレッチやウォーキングなど無理のない運動を取り入れることで、骨盤周りの血行が改善しやすくなります。
また、シャワーだけで済ませず、湯船に浸かる習慣も冷え対策として非常に有効です。


食事面では、冷たい飲食物を控え、温かい食事を中心にすることが大切です。
冬は特に、体を冷やしにくい食材を意識的に取り入れることで、冷えにくい体づくりにつながります。


冬の冷えは放置すると、婦人科症状だけでなく全身の不調につながる可能性があります。
日々の小さな対策を積み重ねることで、寒い季節でも快適に過ごせる体を目指しましょう。
冷えに負けない体づくりが、婦人科トラブルの予防と改善への第一歩です。

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