身体の痛み・育児による疲れを改善する

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鍼灸治療院コラム

2025/12/29
院長コラム
【冬の頭痛は冷えと緊張が原因?鍼灸でやわらぐ理由】

冬になると「頭痛が増えた」「締めつけられるような痛みが続く」と感じる方が多くなります。
実はこの冬特有の頭痛は、冷えと身体の緊張が大きく関係していることをご存じでしょうか?
年末に向けて忙しさが増す12月は、特に症状が出やすい時期です。


まず、冬の寒さによる冷えは血流を低下させます。
気温が下がると身体は熱を逃がさないように血管を収縮させますが、その影響で首や肩、頭部への血流が滞りやすくなります。
すると、酸素や栄養が十分に行き渡らず、重だるい頭痛やズキズキする痛みを感じやすくなるのです。


さらに、寒さは無意識のうちに身体をこわばらせます。
肩をすくめる姿勢や、歯を食いしばるクセが続くことで、首・肩周りの筋肉が緊張し、その緊張が頭部まで影響を及ぼします。
デスクワークやスマートフォン操作が多い方ほど、この緊張型の頭痛が起こりやすい傾向があります。


こうした冬の頭痛に対して、鍼灸は身体全体のバランスを整える施術として注目されています。
鍼灸は、冷えによって滞った血流を促し、過度に緊張した筋肉をゆるめることで、頭痛が起こりにくい状態へ導きます。
また、自律神経の乱れにも働きかけるため、寒暖差や年末のストレスで不調を感じやすい時期にも適しています。


薬に頼るだけでは一時的に楽になっても、根本的な冷えや緊張が改善されなければ、頭痛を繰り返してしまうことも少なくありません。
鍼灸では、身体の内側から巡りを整えることで、「痛みが出にくい身体づくり」を目指せるのが特徴です。


冬の頭痛を「仕方ないもの」と我慢せず、冷えと緊張という原因に目を向けてみましょう。
12月は一年の疲れが溜まりやすい時期でもあります。
鍼灸で身体を整え、年末年始を少しでも快適に過ごす準備をしてみてはいかがでしょうか?

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