身体の痛み・育児による疲れを改善する

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鍼灸治療院コラム

2025/11/22
院長コラム
【季節の変わり目に多い“自律神経の乱れ”とは?】

11月は一日の中でも気温差が大きく、体がその変化にうまくついていけず、「なんとなくだるい」「眠りが浅い」「頭が重い」「集中できない」といった不調を訴える方が増える時期です。
これらの原因として多く見られるのが、自律神経の乱れです。


自律神経は体温調節や血流、内臓の働き、睡眠リズムなどをコントロールしており、季節の変わり目はこの働きが乱れやすくなります。
特に朝晩の冷え込みと日中の暖かさが大きく入れ替わる11月は、体にとって負担が大きく、必要以上にエネルギーを消耗します。
その結果、疲労がたまり、さまざまな不調として現れてしまうのです。


たとえば、

・ 肩こり・頭痛 がいつも以上に強くなる

・ 眠りの質が低下 して、朝スッキリ起きられない

・ 胃腸の調子が乱れる(食欲不振や便通の乱れ)

・ 気分の落ち込みやイライラ が増える

これらはすべて自律神経のバランスが崩れたサインといえます。


また、季節が進むにつれて日照時間も短くなり、体内時計が乱れやすくなることも影響しています。
とくに、在宅ワークや室内で過ごす時間が長い人は太陽光を浴びる時間が不足しがちで、リズムのズレが自律神経の負担をさらに大きくします。


では、この時期の自律神経の乱れを防ぐために何ができるのでしょうか?


まず取り入れたいのは、生活リズムを整えること。

・朝起きたらカーテンを開け、自然光を浴びる

・夜はスマホの光を控えめにして、眠る前の刺激を減らす

・お風呂はぬるめのお湯にゆっくり入る

これらは自律神経の切り替えをスムーズにし、疲労回復を助けてくれます。


さらに、軽い運動 も効果的です。

ウォーキングやストレッチなど、体を大きく動かす習慣は血流を促し、自律神経のバランスを整えます。
特に肩甲骨まわりのストレッチは深い呼吸を促すため、緊張をやわらげるのにおすすめです。


それでも体のだるさや頭の重さが続く場合、体のバランスそのものが崩れていることがあります。
東戸塚鍼灸治療院では、自律神経の働きに関わる首・背中・腹部の筋緊張を丁寧に整え、深く呼吸しやすい状態をつくる施術を行っています。
施術後は「視界が明るくなった」「体がポカポカする」と感じる方も多く、体内のリズムが整うことで日常生活の疲労が軽減しやすくなります。


季節の変わり目は不調が出やすい時期ですが、正しいセルフケアと早めのメンテナンスで、快適に秋冬へ移行できます。

「なんとなく調子が悪い」「疲れが抜けない」と感じたら、無理をせず早めに体を整えていきましょう。

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