身体の痛み・育児による疲れを改善する

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鍼灸治療院コラム

2025/10/11
院長コラム
【季節の変わり目に多い不眠症と鍼灸アプローチ】

秋に入ると「眠りが浅くなった」「夜中に何度も目が覚める」「朝起きても疲れが取れない」といった不眠症状を訴える方が増えてきます。
季節の変わり目は、朝晩の冷え込みや日照時間の変化によって体のリズムが乱れやすく、心身がストレスを感じやすい時期です。その結果、自律神経のバランスが崩れ、眠りの質が低下してしまうのです。

特に10月は、日中はまだ暖かいのに夜は急に冷える日も多く、体温調節がうまくいかず寝つきが悪くなることがあります。
また、夏の疲れが残っていたり、仕事や学校のペースが再び忙しくなったりと、ストレスによる影響も重なります。

こうした季節性の不眠を改善するためには、「眠れないこと」に焦点を当てるだけでなく、眠れなくなっている原因にアプローチすることが大切です。
鍼灸では、自律神経の働きを整え、心身をリラックス状態へ導くことを目的とした施術を行います。

たとえば、ストレスや緊張で過度に働いている交感神経を静め、リラックスを促す副交感神経の働きを高めることで、自然な眠気が生まれやすくなります。
鍼灸の刺激は、脳や神経系にやさしく働きかけるため、薬を使わずに体質を整える“自然な睡眠リズムづくり”に役立ちます。

また、首や肩の筋肉がこわばると血流が悪くなり、頭が重く感じて眠りづらくなることがあります。
鍼灸で筋肉の緊張をゆるめ、血流を改善することで、深いリラックス感を得やすくなり、寝つきの改善にもつながります。

ご自宅でのセルフケアとしては、
・寝る1時間前はスマホやパソコンを見ない
・ぬるめのお風呂にゆっくり浸かる
・冷え対策として首元・お腹・足首を温める
・毎日同じ時間に就寝・起床する
といった生活リズムの見直しが効果的です。

「疲れているのに眠れない」「眠りが浅く朝がつらい」と感じる方は、体がリラックスできていないサインかもしれません。
東戸塚鍼灸治療院では、不眠や睡眠の質の低下に悩む方に向け、自律神経と血流を整える鍼灸施術を行っています。

薬に頼らず自然に眠れる体をつくりたい方、季節の変化に左右されない睡眠を取り戻したい方は、ぜひ一度ご相談ください。
深い眠りは、心と体の健康の基盤です。秋の夜長を穏やかに過ごすために、鍼灸で「眠りやすい体づくり」を始めてみませんか。

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