身体の痛み・育児による疲れを改善する

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鍼灸治療院コラム

2025/10/08
院長コラム
【冷えでつらい生理痛…秋からの体質づくり】

秋が深まり、朝晩の冷え込みを感じるようになると、「生理痛が重くなった」「下腹部が冷える」「腰が痛む」といった声が多く聞かれます。
実は、秋から冬にかけての“冷え”は、女性の体にとって大敵。
特に生理痛がある方にとっては、冷えによる血行不良が症状を悪化させる原因のひとつです。


冷えによって血流が滞ると、骨盤内の血液循環が悪くなり、子宮周辺の筋肉がこわばります。
その結果、経血を外に押し出すために強い収縮が起こり、痛みが増してしまうのです。
また、自律神経のバランスが乱れることでホルモン分泌が不安定になり、生理周期の乱れやPMS(月経前症候群)などの不調にもつながります。


こうした冷え性や生理痛の改善に有効なのが、鍼灸による体質づくりです。
鍼やお灸のやさしい刺激が血流を促し、体の深部から温めることで、冷えや痛みの根本にアプローチします。
特に、下腹部や腰、足首などの冷えを感じやすい部位を整えることで、骨盤内の循環がスムーズになり、生理痛の軽減が期待できます。


さらに、鍼灸は自律神経の調整にも優れています。
ストレスや気温変化で乱れやすい交感神経・副交感神経のバランスを整えることで、ホルモンの分泌リズムが安定し、冷えにくく疲れにくい体づくりができます。
東洋医学では、秋は「肺」と「腎」の働きが弱まりやすく、潤いや温かさを保つ力が低下しやすい時期。
鍼灸施術によってこれらの機能を高め、内側から冷えに負けない体へ導くことができます。


自宅でできる冷え対策としては、以下の3つがおすすめです。

① 足首・お腹を冷やさないよう温かい服装を心がける

② 白湯や常温の飲み物で体を内側から温める

③ 入浴でじっくりと血行を促す


これらを意識するだけでも、体の巡りが良くなり、生理痛の重さが和らぐケースもあります。


「毎月つらい生理痛を何とかしたい」「冷えを根本から改善したい」という方は、ぜひ東戸塚鍼灸治療院へご相談ください。
当院では、女性特有の不調に寄り添い、一人ひとりの体質や生活リズムに合わせた施術で、冷えにくく穏やかな毎日をサポートしています。

秋から始める体質改善で、冬を快適に迎えましょう。

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