身体の痛み・育児による疲れを改善する

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鍼灸治療院コラム

2025/09/08
院長コラム
【秋口に増えるめまい・ふらつきと自律神経の関係】

季節の変わり目である秋口は、「めまい」や「ふらつき」を訴える方が多くなる時期です。
立ち上がったときにクラッとする、歩行中に地面が揺れるような感覚があるといった症状は、生活に不安をもたらし、外出や仕事にも影響を及ぼします。特に9月は、夏の疲れが残っているうえに朝晩の気温差や台風による気圧の変化が重なり、自律神経の乱れが起こりやすい環境です。



自律神経とめまいの深い関係


自律神経は、体温や血圧、内臓の働きなどを無意識に調整している神経です。

季節の変化やストレス、生活リズムの乱れによって自律神経のバランスが崩れると、血流が不安定になり、脳や耳の平衡感覚をつかさどる器官に十分な血液が行き届かなくなります。
その結果、めまいやふらつきといった症状が現れやすくなります。


さらに、冷房による体の冷えや睡眠不足、夏に消耗した体力の回復不足も、秋口のめまいを悪化させる原因となります。
こうした要因が重なることで、自律神経が過剰に乱れ、日常生活に支障をきたすことも少なくありません。



セルフケアでできること


秋口のめまい対策としては、まず「生活リズムを整える」ことが大切です。
特に睡眠不足は自律神経の乱れを助長するため、規則正しい就寝・起床を心がけましょう。
適度な運動や入浴による血流促進も効果的です。
また、冷たい飲み物や体を冷やす食事を控え、温かい食事を中心にすることで、体の内側から自律神経を整えるサポートができます。



鍼灸治療でのアプローチ


セルフケアだけでは改善が難しい場合、鍼灸治療が有効です。
鍼灸は自律神経の働きを調整し、全身の血流を改善する効果が期待できます。
特に首や肩の緊張を和らげることで、頭部への血流がスムーズになり、めまいやふらつきの軽減につながります。
また、リラックス効果により精神的な安定をもたらす点も、鍼灸の大きな特徴です。


東戸塚鍼灸治療院では、患者様の体質や症状に合わせた施術を行い、自律神経の乱れによるめまい・ふらつきにアプローチしています。
継続的に施術を受けることで、症状の再発を防ぎ、季節の変わり目にも体調を崩しにくい状態を目指すことが可能です。


秋口に増える「めまい・ふらつき」は、気候の変化や夏の疲労による自律神経の乱れが大きく関わっています。
放置すると慢性化し、生活の質を大きく低下させる可能性があります。
生活習慣の見直しと鍼灸による体質改善を組み合わせることで、秋を快適に過ごすためのサポートができるでしょう。


東戸塚鍼灸治療院では、めまいやふらつきに悩む方に寄り添い、一人ひとりに合ったケアをご提案しています。
自律神経を整え、秋の不調を乗り越えて健やかな毎日を過ごしましょう。

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