身体の痛み・育児による疲れを改善する

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鍼灸治療院コラム

2025/09/07
院長コラム
【気候変動で起こる膝痛と鍼灸治療の役割】

季節の変わり目や天候の変化に合わせて「膝が痛む」「階段の上り下りがつらい」と感じる方は多いのではないでしょうか。
特に9月は台風や気圧の変化、朝晩の気温差が大きく、膝関節に負担がかかりやすい季節です。
近年は気候変動の影響で猛暑や急な天候悪化が増え、それに伴い膝痛を訴える方が増加しています。


膝痛が気候変動によって悪化する理由の一つは「気圧の変化」です。
気圧が下がると体内の血流が滞りやすく、膝関節にある神経が敏感になり、痛みを感じやすくなります。
また、湿度が高い環境では関節の周囲に水分が溜まりやすく、膝が重だるく感じることもあります。
さらに、気温差による冷えも筋肉を硬直させ、膝関節の柔軟性を奪う要因となります。


セルフケアとしては、まず「冷やさないこと」が大切です。
特に冷房の効いた室内や朝晩の冷え込み時には、薄手のサポーターや膝掛けなどで膝を保温しましょう。
軽いストレッチやウォーキングも血流を促し、関節の動きを滑らかに保つのに役立ちます。
ただし、強い痛みがあるときは無理をせず、安静にすることが必要です。


それでも膝痛が繰り返し起こる、慢性的に続いているという方に有効なのが鍼灸治療です。
鍼灸は膝まわりの筋肉の緊張を和らげ、血流を改善することで痛みの軽減を図ります。
また、自律神経のバランスを整える効果も期待できるため、気圧や気温の変化に敏感に反応してしまう体をサポートすることができます。


今後も気候変動の影響で、予測できない天候が続くことが予想されます。
だからこそ「天候が悪いと膝が痛むのは仕方ない」とあきらめるのではなく、日常生活の工夫と鍼灸によるケアを組み合わせることが重要です。
膝痛をそのままにしてしまうと、歩行のバランスが崩れ、腰痛や股関節痛といった二次的な不調にもつながりかねません。

季節や天候の影響を受けやすい膝痛に悩んでいる方は、ぜひ一度東戸塚鍼灸治療院での施術を体験してみてください。
専門的なケアを取り入れることで、膝の健康を保ち、気候変動に左右されない快適な生活を送ることができるでしょう。

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