身体の痛み・育児による疲れを改善する

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鍼灸治療院コラム

2026/04/12
院長コラム
【寝ても疲れが取れない原因は?新生活に多い体の不調】

4月は新年度や新生活のスタートにより、環境や生活リズムが大きく変化する時期です。
「しっかり寝ているはずなのに疲れが取れない」「朝からだるさが残る」といった不調を感じる方が増えるのも、この季節の特徴です。
こうした状態は単なる睡眠不足ではなく、体のバランスの乱れが関係している可能性があります。


まず大きな原因として考えられるのが、自律神経の乱れです。
新しい職場や学校、人間関係の変化は無意識のうちにストレスとなり、交感神経が優位な状態が続きやすくなります。
本来、夜は副交感神経が働いて体を休める時間ですが、緊張状態が抜けないと睡眠の質が低下し、十分に回復できなくなります。
その結果、長時間寝ても疲れが残るという状態に繋がります。


また、生活リズムの変化も見逃せません。
新生活では通勤・通学時間の変化や、食事の時間が不規則になることが多く、体内時計が乱れやすくなります。
体内時計が乱れると、眠りの深さやホルモン分泌にも影響が出て、疲労回復がうまくいかなくなります。


さらに、春特有の気温差も体に負担をかけます。
朝晩は冷え込み、日中は暖かいという寒暖差が大きい時期は、体温調節のためにエネルギーを多く消耗します。
この負担が積み重なることで、慢性的な疲労感を感じやすくなります。


加えて、運動不足や姿勢の乱れも影響します。
新しい環境に慣れるまでは体を動かす機会が減り、デスクワークやスマートフォンの使用時間が増えがちです。
筋肉がこわばると血流が悪くなり、酸素や栄養が全身に行き渡りにくくなります。
その結果、疲労物質が蓄積しやすくなり、回復が遅れてしまいます。


このような不調を改善するためには、まず生活リズムを整えることが重要です。
毎日同じ時間に起床し、朝日を浴びることで体内時計をリセットできます。
また、寝る前はスマートフォンやパソコンの使用を控え、リラックスできる時間を作ることも大切です。
ぬるめのお風呂にゆっくり浸かることで、副交感神経が働きやすくなり、睡眠の質向上に繋がります。


さらに、軽い運動やストレッチを取り入れることで血流を促進し、疲労回復を助けることができます。
無理のない範囲で体を動かす習慣をつけることが、新生活の疲れ対策には効果的です。


寝ても疲れが取れない状態は、体からのサインとも言えます。
放置すると慢性的な不調に繋がる可能性もあるため、早めに体のケアを意識することが大切です。
新生活を快適に過ごすためにも、日々の生活習慣を見直し、心と体のバランスを整えていきましょう。

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