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鍼灸治療院コラム

2025/09/28
院長コラム
【秋に多い腰の重だるさと骨盤周りの不調】

夏の厳しい暑さが落ち着き、朝晩の気温差が大きくなる秋は、体にさまざまな変化が現れる季節です。
その中でも多くの方が訴えるのが「腰の重だるさ」と「骨盤周りの違和感」です。
特にデスクワークや立ち仕事が多い方、冷えを感じやすい方にとって、秋は腰や骨盤に負担がかかりやすい時期といえます。


秋に腰が重くなる理由


秋は日中と朝晩の気温差が大きく、体温調整のために自律神経に負担がかかります。
その結果、血流が滞りやすくなり、腰まわりにだるさを感じやすくなります。
さらに夏の疲れが残っていると筋肉の回復力も低下し、腰や骨盤周辺の緊張が抜けにくくなるのです。


また、気温が下がると冷えから筋肉が硬直しやすくなり、慢性的な腰痛やぎっくり腰のリスクが高まります。
特に骨盤は体を支える土台であるため、歪みや筋力低下があると腰の重さやだるさに直結します。


骨盤周りの不調が起こる原因


骨盤周囲の不調は、長時間の同じ姿勢や運動不足が大きな要因です。
デスクワークで前かがみの姿勢を続けると、骨盤が後傾し腰に過剰な負担がかかります。
逆に、立ちっぱなしの仕事では骨盤が前傾して腰回りの筋肉が緊張しやすくなります。


さらに、秋は運動不足が重なりやすい季節です。
暑さを理由に夏に体を動かさなかった人は、筋力低下によって骨盤の安定性が損なわれ、腰痛を悪化させやすくなります。



鍼灸で期待できる効果


鍼灸治療は、血流を促進し筋肉の緊張を和らげることで、腰の重だるさや骨盤周りの違和感を改善することが期待できます。
鍼で深層の筋肉にアプローチすることで固まった腰回りをほぐし、自然な動きを取り戻しやすくなります。さらにお灸で温めることで冷えによる血行不良を改善し、骨盤周辺の柔軟性を高める効果が期待できます。


また、鍼灸は自律神経のバランスを整える作用もあるため、季節の変わり目で起こりやすい不調全般にアプローチできるのも特徴です。



日常生活でできる予防とケア


・姿勢を見直す:長時間座る場合は腰に負担がかからないようクッションを活用しましょう。


・ストレッチを取り入れる:骨盤周りの筋肉を伸ばすストレッチは、腰のだるさ予防に効果的です。


・体を冷やさない:秋口は意外と冷えやすいため、腰や下半身を冷やさないよう工夫しましょう。


・適度な運動:ウォーキングや軽いスクワットは骨盤の安定性を高めるのに役立ちます。



秋の腰の重だるさや骨盤の不調は、気温差・冷え・生活習慣の影響が重なって起こります。
放置してしまうと慢性的な腰痛やぎっくり腰につながるリスクも高まります。
鍼灸治療は血流改善と筋肉の緊張緩和に効果的で、自然な形で腰や骨盤をケアできる方法です。


「最近腰が重い」「骨盤の違和感が続く」と感じる方は、秋のうちに適切なケアを始めることをおすすめします。
東戸塚鍼灸治療院では、腰と骨盤の不調に合わせた施術で、快適な秋を過ごすサポートをしています。

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