050-1192-2337
神奈川県横浜市戸塚区の鍼灸治療院
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
9:00-22:00 | ● | ● | - | ● | ● | ● | ● |
最終受付…18:00 / 定休日…水曜・祝祭日 |
アトピー性皮膚炎とは、かゆみのある皮疹が全身に生じ、悪化と改善を繰り返す特徴がある皮膚の病気です。
1996年に約36万人といわれていたアトピー性皮膚炎の患者さんは2017年には約45万人となり、約11年間で9万人近く増加しています。
アトピー性皮膚炎の具体的症状
アトピー体質の人に生じる湿疹性疾患で、アトピー湿疹ともいいます。
その経過から乳児期、幼児期、成人期などに分けられます。
幼児期は、生後1~3か月ころから頬や前額にうす紅斑が生じ、乾いた鱗屑をのせ、かゆみが強いのが特徴で、胸や前腕などにも波及すします。多くは2~3歳までに自然治癒する場合が多いです。
成人期は、著しく大きい苔癬化局面をつくり、痒は強く、このために掻痕、血痂、不眠、不安を訴えることがあります。
アトピー性皮膚炎の悪化予防
ポイント1
スキンケア
アトピー性皮膚炎を発症した肌はバリア機能が低下し、乾燥や炎症が起こりやすい状態です。そのため、悪化予防のために適切なスキンケアを行い、バリア機能を正常な状態にすることが大事だといわれています。
【保湿】
発症予防、悪化予防のためには肌の保湿(肌の水分を補い、保持すること)がとても大切です。季節にかかわらず、症状がないところにも保湿剤を塗ることが基本になります。特に入浴後、体をふいたら5分以内に保湿しましょう。皮膚に水分が残っているうちに保湿することで、水分が逃げないようにすることができます。時間が経ってしまった場合は、化粧水などで水分を与えてから保湿するとよいでしょう。
【肌を清潔に保つ】
アトピー性皮膚炎は汗や汚れなども原因となるので、肌を清潔に保つことが必要です。
【丁寧な洗浄】
体を洗うときは石けんを十分に泡立て、手で洗いましょう。ナイロンタオルやガーゼで洗うと肌が傷つくので注意してください。首や関節周辺、足の付け根などの皮膚をのばし、しわの部分も丁寧に洗うとよいでしょう。
【汗などの除去】
汗をかいたら早めにシャワーを浴びるかタオルなどでふき取り、衣服も着替えましょう。また、入浴は複数回してもよいですが、石けんを使うのは1日1回までがよいとされています。
ポイント2
刺激を避ける
肌を強くこすったり、刺激の強い洗浄料を使ったりすると、皮膚の皮脂膜がなくなり、アトピー性皮膚炎を発症しやすくなるとされています。メイク用品は無香料や弱酸性、低刺激性のものを選び、刺激となりやすいふき取りタイプのクレンジングは避けましょう。
衣服はナイロンやポリエステルなどの化学繊維や、直にセーターを着ることは避け、綿などの肌ざわりのよいものを選びましょう。寝具も同様です。
また、悪化予防のため、かゆくてもかかないことが大事です。無意識にかいてしまうことがあるため、爪は短くしておくとよいでしょう。
ポイント3
室内の環境整備
【室内の乾燥を防ぐ】
空気の乾燥も肌の乾燥につながるといわれています。そのため、加湿器を使うなどして室内が乾燥しないように気を付けましょう。
【室内を清潔にする】
ダニ、ほこり、ペットの毛など日常生活にあるものが症状悪化につながることがあります。そのため、こまめな掃除で部屋の清潔を保つことも大切です。
ポイント4
生活習慣の見直し
【十分な睡眠を取る】
寝不足が症状の悪化につながることがあるため注意しましょう。朝起きるのが遅かったり、夜ふかししたりするのは控え、生活リズムを整えて睡眠を十分に取りましょう。
【ストレス解消に努める】
ストレスは症状の悪化につながることがあります。さらに、ストレスによってかいてしまうこともあるため、趣味やリラックスできる時間を持ち、ストレス解消を心がけましょう。かゆみなどでストレスを感じる場合は医師に相談するとよいでしょう。
アトピー性皮膚炎の改善はぜひ当院へご相談くださ!!