身体の痛み・育児による疲れを改善する

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鍼灸治療院コラム

2025/06/23
院長コラム
【やる気が出ない・イライラする…6月の“心のだるさ”に注意】

「なんだか気分が重い」「やる気が出ない」「ちょっとしたことでイライラしてしまう」──6月に入ってから、そんな“心のだるさ”を感じていませんか?

この季節特有の気候や生活環境の変化が、心にも知らず知らずのうちにストレスを与えているのです。


6月は、梅雨に入り気温や湿度、気圧が日々大きく変動します。
こうした天候の不安定さは、体だけでなく心にも影響を及ぼします。
特に日照時間が短くなることで、体内のリズムが乱れ、気分が落ち込みやすくなることがわかっています。


さらに、年度が変わって3カ月が過ぎるこの時期は、職場や家庭、学校などでの緊張が一段落する反面、疲れが一気に出やすい時期でもあります。
新しい環境に無意識に適応してきた心と体に、徐々に負荷がかかり、結果として「だるさ」や「やる気の低下」といった不調につながってしまうのです。


また、気温と湿度の高さから睡眠の質が下がりやすいのも原因の一つ。
寝苦しい夜が続くと、熟睡できずに朝から疲れが取れないまま一日が始まり、日中の集中力や意欲の低下につながります。


このような「心の不調」を放っておくと、身体のだるさや頭痛、食欲不振など、さまざまな症状として現れることもあります。
では、6月の“心のだるさ”にどう対処すればよいのでしょうか?


まず取り入れたいのが、生活リズムの見直しです。
朝はできるだけ同じ時間に起きて、軽く外の光を浴びることで、体内時計が整い、気分が自然と安定していきます。
可能であれば、早朝の散歩や軽いストレッチもおすすめです。


次に、「無理をしない」ことを意識するのも重要です。
やるべきことに追われているときこそ、あえて「休む」「何もしない時間をつくる」といった選択が、心の回復につながります。


また、栄養バランスの取れた食事や十分な睡眠も欠かせません。
ビタミンB群やマグネシウムを含む食品は、心の安定を助ける栄養素として知られています。
甘いものやカフェインに頼りすぎると、一時的には気分が上がっても、後からだるさが増すことがあるため注意が必要です。


もし、気分の落ち込みやイライラが長引くようであれば、心身のバランスを整える施術を受けてみるのもひとつの方法です。
東戸塚鍼灸治療院では、自律神経の安定を目的とした施術を通じて、心と体の回復をサポートしています。

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