暦の上では春を迎え、日中は日差しが暖かく感じられる日も増えてきました。しかし、朝晩はまだまだ冷え込みが厳しく、油断は禁物です。
「春は三寒四温」という言葉があるように、気温の変化が激しいこの時期は、体が冷えやすく、体調を崩しやすい季節でもあります。

特に、冬の間に冷えを感じやすかった方は、春になってもその影響が残っている可能性があります。
冷えは、血行不良や自律神経の乱れを引き起こし、肩こりや腰痛、頭痛、消化不良など、様々な不調の原因となります。

では、春の冷えから体を守るためには、どのような対策をすれば良いのでしょうか。

1. 体を温める食事を心がける

温かい飲み物や、根菜類、生姜、ネギなど、体を温める食材を積極的に摂りましょう。特に、朝食に温かいスープや味噌汁を飲むことは、体温を上げる効果が期待できます。

2. 適度な運動で血行促進

ウォーキングやストレッチなど、軽い運動を習慣にしましょう。体を動かすことで血行が促進され、体が温まります。特に、朝の散歩は、体内時計を整え、自律神経のバランスを整える効果も期待できます。

3. 良質な睡眠で体の回復

睡眠不足は、自律神経の乱れや血行不良を引き起こし、冷えの原因となります。質の高い睡眠を確保するために、寝る前にスマートフォンやパソコンの画面を見るのを避け、リラックスできる環境を整えましょう。

4. 服装で体温調節

気温の変化に合わせて、脱ぎ着しやすい服装を心がけましょう。特に、首、手首、足首を温めることで、効率よく体を温めることができます。

5. 入浴で体の芯から温める

シャワーだけでなく、湯船にゆっくり浸かることで、体の芯から温めることができます。38～40度程度のぬるめのお湯に15～20分程度浸かるのがおすすめです。

これらの対策を参考に、春の冷えから体を守り、健やかに過ごしましょう。