身体の痛み・育児による疲れを改善する

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鍼灸治療院コラム

2025/11/02
院長コラム
【寒暖差で頭痛が増える?気圧と体調の関係とは】

11月に入り、「朝は冷えるのに昼は暑い」「天気が変わると頭が痛い」と感じる方が増えています。
実はこの時期の頭痛は、“気圧”と“寒暖差”が深く関係しています。
秋から冬へと季節が移る11月は、一日の気温差が10℃近くになることも多く、体がその変化に対応しきれず、頭痛や倦怠感などの不調を感じる方が多いのです。


気圧が下がると、体の中では血管が拡張しやすくなります。
すると、脳の血管周囲にある神経が刺激され、ズキズキとした片頭痛が起こりやすくなります。
また、寒暖差によるストレスで自律神経のバランスが乱れると、首や肩の筋肉がこわばり、血流が悪化。
これが「締め付けられるような痛み」を伴う緊張型頭痛につながります。


特に、朝晩の冷え込みが強くなる11月は、体温を一定に保とうとする働きが活発になり、体が常に緊張状態になりやすい季節です。
このような状態が続くと、慢性的な肩こり・首こりが悪化し、結果的に頭痛を引き起こすこともあります。


対策としてまず大切なのは、「体を冷やさない」ことです。首・肩・耳まわりを冷気から守ることで、筋肉の緊張を防ぎ、血流を保ちやすくなります。
また、日中に体を少し動かす習慣をつけると、自律神経の働きが安定し、気圧の変化にも強くなります。


さらに、スマートフォンやパソコンの使いすぎにも注意が必要です。
長時間同じ姿勢を続けると、首まわりの血流が悪化し、気圧による頭痛をさらに悪化させます。
1時間に一度は軽く肩を回したり、深呼吸をしたりして筋肉をほぐすようにしましょう。


鍼灸では、硬くなった首・肩の筋肉をやわらげ、血流を整えることで頭痛の改善を目指します。
さらに、自律神経のバランスを整えることで、気圧の変化に敏感な体を徐々に安定させていくことが可能です。


天候の変化や寒暖差に影響を受けやすい方は、早めのケアが大切です。
頭痛を「天気のせい」とあきらめず、体の内側から整えていくことで、季節の変わり目も快適に過ごすことができます。


東戸塚鍼灸治療院では、気圧や気温の変化に敏感な方へ向けたケアを行っています。
頭痛や肩こりにお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
体質や生活リズムに合わせた施術で、安定したコンディションづくりをサポートいたします。

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