身体の痛み・育児による疲れを改善する

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鍼灸治療院コラム

2025/06/26
院長コラム
【眠りが浅い・夜中に目が覚める…暑さと睡眠の関係を見直そう】

今年の6月は、例年にない雨の少なさと猛暑が続いています。
これまでの「梅雨=ジメジメした雨」という印象とは異なり、日中は真夏のような気温になる日が増え、夜も熱帯夜に近い気候が続いています。


このような急激な気温の変化により、「なかなか寝つけない」「夜中に何度も目が覚める」「朝起きても疲れが取れていない」といった睡眠の悩みを抱える方が急増しています。

睡眠は、心身の健康に直結する大切な時間ですが、気温の高さや湿度、寝室環境の影響を強く受けやすいものでもあります。


暑い夜は、体温がうまく下がらず、入眠が遅れたり、深い眠りに入りにくくなります。
人は、体温がゆるやかに下がることで眠気を感じますが、寝室が蒸し暑かったり、寝具が汗でベタつく状態では、体温調整がスムーズに行えず、睡眠の質が大きく低下します。


また、室内が暑すぎる・冷房が効きすぎるといった温度差による刺激も、眠りの浅さや夜間覚醒の原因に。
特に冷房に直接当たっている状態では、体が冷えすぎてしまい、途中で目覚めてしまうケースが多く見られます。


では、こうした“夏の睡眠障害”を防ぐために、どのような工夫ができるでしょうか?


まず、寝室の環境を整えることが最優先です。
寝る1時間ほど前から、室内の温度を26〜28度に保ち、扇風機やサーキュレーターで空気を循環させましょう。
冷房の直風を避け、風が直接体に当たらないようにするだけで、夜中の冷えを防げます。


また、寝る前の習慣も見直しましょう。スマホやテレビの光を避けて、照明を落とし、ゆったりとした時間を過ごすことで、脳と体が自然と「眠りモード」へ切り替わります。
冷たい飲み物やカフェインの摂取は避け、温かいお茶や白湯を飲んでリラックスするのもおすすめです。


さらに、日中のうちに軽く汗をかく程度の運動を行うことも、夜の眠りの質を高めるポイントです。
夕方以降のウォーキングやストレッチで適度に体を動かすことで、体内時計が整い、深い眠りにつながりやすくなります。


それでも改善しない、寝不足が続いてつらいという方は、自律神経の乱れが影響している可能性があります。
東戸塚鍼灸治療院では、睡眠トラブルの背景にある緊張状態や疲労に着目し、全身のバランスを整えることで、自然な眠りを取り戻すお手伝いをしています。


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