身体の痛み・育児による疲れを改善する

column

鍼灸治療院コラム

2025/03/06
院長コラム
【春の養生法:東洋医学で考える健康的な過ごし方】
まだまだ寒さの残る3月ですが、暦の上では春を迎え、少しずつ暖かい日も増えてきました。
東洋医学では、春は「発陳(はっちん)」と言い、冬に溜め込んだものを外に出し、新しい芽を出す季節と考えます。この時期は、心身ともに変化が大きく、体調を崩しやすい時でもあります。


春は、五臓の「肝」と関係が深く、肝は自律神経や感情、血液の流れをコントロールする役割を担っています。
春の陽気に誘われて活動的になる一方で、環境の変化やストレスも多く、肝のバランスを崩しやすいのです。

肝のバランスが崩れると、イライラや怒りっぽくなる、頭痛やめまい、目の疲れ、肩こり、生理不順など、様々な不調が現れます。

では、春を健やかに過ごすためには、どのようなことに気を付ければ良いのでしょうか。

まず、早寝早起きを心がけ、十分な睡眠をとることが大切です。
夜更かしは避け、朝日を浴びて体内時計をリセットしましょう。

次に、適度な運動を取り入れましょう。ウォーキングやストレッチなど、軽い運動で血行を促進し、心身をリフレッシュさせます。

また、食事にも気を配りましょう。春の食材である菜の花やタラの芽、セリなどは、苦味があり、冬に溜まった老廃物を排出する働きがあります。これらの食材を積極的に摂り、バランスの取れた食事を心がけましょう。

そして、ストレスを溜め込まないように、自分なりのリラックス方法を見つけ、心に余裕を持つことが大切です。


東戸塚鍼灸治療院では、あなたの体質や症状に合わせた施術で、春の不調を改善し、健やかな毎日を送るお手伝いをいたします。お気軽にご相談ください。

一覧に戻る