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鍼灸治療院コラム

2025/01/25
院長コラム
【めまいと吐き気、東洋医学で原因を探る!】

冬は、体感が冷え込みやすく、血行が悪くなりやすい季節です。東洋医学では、この血行不良がめまいや吐き気の原因の一つと考えられています。


東洋医学では、私たちの体は「気」「血」「水」という三つの要素で構成されていると考えられています。「気」は生命エネルギー、「血」は血液、「水」は体内の水分を指します。これらのバランスが崩れると、様々な不調が現れるとされています。



めまいと吐気の東洋医学的な見方

めまいは、東洋医学では「眩暈(げんうん)」と呼ばれ、気や血の巡りが悪くなることで起こると考えられています。特に、冬の寒さで体が冷え込むと、血行が悪くなり、めまいを感じやすくなります。

吐き気も、体内の気や血の巡りが滞ることで起こることがあります。また、胃腸の働きが弱まり、消化不良を起こすことも原因の一つです。


冬にめまいと吐き気が起こりやすい理由

・寒さによる血行不良: 冬は寒さで血管が収縮し、血行が悪くなりやすくなります。特に、手足の先やお腹などは冷え込みやすく、めまいや吐き気の原因となります。

・乾燥による体内の水分不足: 冬は空気が乾燥し、体内の水分が失われやすくなります。水分不足は、血液の粘度を上げ、血行を悪くする原因となります。

・ストレス: 年末年始の忙しさや、寒い季節特有の憂鬱な気分などが、ストレスとなり、自律神経のバランスを崩すことがあります。自律神経のバランスが崩れると、めまいや吐き気の症状が現れることがあります。

東洋医学的な対策

東洋医学では、めまいと吐き気を改善するために、体内の気や血の巡りを良くし、体を温めることが重要と考えられています。

・体を温める: 温かい飲み物を飲んだり、お風呂にゆっくりと浸かったりして、体を温めましょう。

・軽い運動: 適度な運動は、血行を促進し、体の冷えを改善する効果があります。

・バランスの取れた食事: 温かいものを中心に、消化の良いものを食べましょう。特に、根菜類や海藻類など、体を温める効果のある食材を積極的に摂り入れると良いでしょう。

・十分な睡眠: 睡眠不足は、自律神経のバランスを崩し、めまいや吐き気を悪化させることがあります。質の良い睡眠を心がけましょう。


東洋医学と鍼灸治療

東洋医学では、鍼灸治療がめまいや吐き気の改善に有効と考えられています。鍼灸治療は、経絡(けいらく)と呼ばれる経路に鍼を刺したり、お灸をすえたりすることで、体内の気の流れを整え、血行を促進する治療法です。

東洋医学的な視点から、あなたの体質や症状に合わせて、最適な治療法をご提案いたします。



冬に起こるめまいと吐気は、東洋医学の視点から見ると、体内の気や血の巡りが悪くなっていることが原因の一つと考えられます。体を温め、バランスの取れた食事を心がけるなど、日常生活での工夫と、必要に応じて鍼灸治療を受けることで、症状の改善が期待できます。

もし、あなたがめまいや吐き気に悩んでいるのであれば、一度、東洋医学の視点から体を見直してみませんか?

東戸塚鍼灸治療院では、一人ひとりの体質や症状に合わせたオーダーメイドの治療を行っております。お気軽にご相談ください。

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