身体の痛み・育児による疲れを改善する

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鍼灸治療院コラム

2020/05/19
院長コラム
【骨盤調整】身体がデリケートな女性のために

先日(5月9日)の施術についてです。

今回の患者様は、20代後半の女性で、商社系の会社でOLをされている方です。

2~3日前から頭痛に悩まされており、その時によって頭痛の箇所が変化する“片頭痛”の症状が出ているのと、生まれつき骨盤が狭く“X脚”に悩まされているとのことでした。

今回、この患者様は鍼灸治療が初めてで少し恐怖感があるとのことでしたので、最初は鍼を使わない骨盤調整を行うことにしました。

直立の姿勢になってもらうと、膝がぴったりくっついてしまうくらいのX脚で、座ってもらうと左膝がかなり内側を向いており、楽な座り方は膝下を外に出す姿勢で、あぐらは痛くてできない状態でした。

過去の病歴を聞いても、今まで特に大きな病気や怪我を患ったことは無いとのことでしたが、生まれたときは逆子の状態で身体が折れた体勢で母親から出産されたとのことでした。お話を伺ってみて、骨盤の狭さと左膝の内旋された状態もそのことと因果関係が深いと感じました。

骨盤調整は、仙腸関節(骨盤の仙骨と腸骨の間の関節)の潤滑を改善する治療と大腿骨が内側に向いているので、股関節から膝にかけて関節に圧をかける調整法を行いました。治療前には両膝が完全にくっついている状態でしたが、治療後には両膝の間にはすき間ができてきました。股関節にも柔軟性が生まれ前屈・後屈がスムーズにできるようになりました。

身体が少し楽になり、気持もリラックスされてきたので、その後鍼灸治療に移行することにしました。治療は普段通りの脈やお腹の状況に合わせたほとんど刺入しないソフトな全身治療を行い、その後、肩に強い張り感があったので、肩から頚部にかけて鍼を触れる程度の弱い刺激で治療を行いました。肩の張り感が無くなり動きがスムーズになった上、痛みもほぼなくなるまで回復に至ることができました。

治療後には、頭痛からも解放された様子で、リラックスできたので眠気が強くなってきたようでした。

今回は骨盤調整と鍼灸を織り交ぜた治療を行いました。今回の患者様のように、社会進出によって身体に様々なトラブルを抱えている女性が増えています。身体がデリケートな女性の患者様の場合、ソフトな治療で効果を出していくことがいかに重要かを今回の治療で改めて感じることができました。

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