身体の痛み・育児による疲れを改善する

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鍼灸治療院コラム

2025/11/13
院長コラム
【肩甲骨まわりのこりに注意!冷えと姿勢の関係】
11月は、朝晩の冷え込みが進み、肩や背中の張り、肩甲骨まわりの重だるさを感じやすい季節です。
最近、「背中が固まって動かしにくい」「肩を回すとゴリゴリ音がする」「姿勢を保つのがつらい」という声が多く聞かれます。
これらの症状は、冷えと姿勢の乱れが大きく関係しています。

寒さを感じると、体は自然と肩をすくめ、背中を丸めるような姿勢になります。
この状態が続くと、肩甲骨の動きが制限され、背中や首まわりの筋肉が緊張します。
特にデスクワークやスマートフォンの使用が多い方は、長時間前かがみの姿勢をとりがちで、肩甲骨の可動域が狭まり、こりが悪化しやすくなります。


肩甲骨は「体の動きのハブ」ともいえる重要な部位です。
腕や首、背中の筋肉と連動しているため、肩甲骨が固まると首こり・肩こり・頭痛・背中の痛みなど、全身に不調が広がることがあります。
放置してしまうと、血流が滞り、冷えや疲労感も強くなりやすいため、早めのケアが大切です。

改善の第一歩は、姿勢の見直しと軽いストレッチです。
デスクワークの合間に、両肩を後ろに引いて胸を開く動きを意識しましょう。
また、肩甲骨を大きく回す体操を1日数回行うことで、凝り固まった筋肉がほぐれやすくなります。入浴後など体が温まっているタイミングで行うと、より効果的です。

次に、冷え対策も欠かせません。
肩や背中は衣服のすき間から冷気が入りやすい部位です。
厚着をするよりも、首・肩・背中をピンポイントで温めるのがコツ。
カーディガンやストール、または使い捨てカイロなどを活用し、筋肉を冷やさない工夫をしましょう。
血流が改善されることで、こりの軽減につながります。


東戸塚鍼灸治療院では、鍼灸施術によって肩甲骨まわりの筋肉にアプローチし、硬くなった筋肉をゆるめて血行を促進します。
「マッサージでは届かない奥のこりが気になる」「肩甲骨の動きをスムーズにしたい」という方にもおすすめです。施術後には背中が軽く感じ、自然と姿勢が整う感覚を得られる方も多くいらっしゃいます。

肩甲骨の動きがスムーズになると、姿勢も改善され、呼吸も深くなります。
冷えが強まるこれからの季節、肩甲骨まわりをほぐし、血流の良い体を保つことが健康維持のポイントです。
肩や背中の張りを感じたら、早めにケアを始めましょう。

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