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鍼灸治療院コラム

2025/10/12
院長コラム
【秋の冷えからくる手足のしびれと血流改善】

秋が深まるにつれ、「朝晩に手足が冷たい」「指先がしびれるような感覚がある」という声が増えてきます。
気温が下がるこの時期、冷えによる血流の悪化が、手足のしびれや重だるさを引き起こす原因となることがあります。


血液の流れが悪くなると、酸素や栄養が末端まで届きにくくなり、神経の働きが鈍くなります。
その結果、「ピリピリ」「ジンジン」といったしびれが起こりやすくなるのです。
特にデスクワークなどで同じ姿勢が続く方や、運動不足の方は、筋肉の緊張によってさらに血流が滞りやすくなります。


また、秋は日中と夜の寒暖差が大きく、自律神経が乱れやすい季節でもあります。
自律神経のバランスが崩れると血管の収縮・拡張の調整がうまくいかず、体の冷えが進行しやすくなります。
結果として、冷えとしびれが悪循環を起こしてしまうことも少なくありません。


こうした症状に対して、鍼灸は血流の改善と筋肉の緊張緩和に効果的なアプローチを行います。
鍼の刺激が血管の拡張を促し、血流を整えることで、末端まで酸素や栄養を届けやすくなります。
これにより、しびれの原因となる神経の圧迫や血行不良の改善が期待できます。


さらに、鍼灸では体全体のバランスを見ながら、肩・背中・腰などの筋肉の緊張を改善する施術を行います。
筋肉の緊張をやわらげることで、血液やリンパの流れがスムーズになり、冷えにくい体づくりにもつながります。


ご自宅でのセルフケアとしては、

・入浴時に手足をしっかり温める

・軽いストレッチやウォーキングで全身の血流を促す

・冷たい飲み物を控え、温かいものを摂る

・寝る前に手足をさするなど、末端を温める習慣を持つ

といった方法が有効です。


しびれを「一時的な冷え」と軽く見て放置してしまうと、慢性的な血流不良や神経の圧迫が進み、症状が長引くこともあります。
早めのケアが快適な秋を過ごすカギとなります。


東戸塚鍼灸治療院では、冷えからくる手足のしびれや血流の滞りに対して、血流改善と自律神経の調整を目的とした鍼灸施術を行っています。

「最近、指先が冷たくて動かしにくい」「足の感覚が鈍い気がする」という方は、ぜひご相談ください。

体の巡りを整え、しびれのないスッキリとした秋を過ごしましょう。

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