身体の痛み・育児による疲れを改善する

column

鍼灸治療院コラム

2025/10/10
院長コラム
【気圧変化でつらい偏頭痛に鍼灸ができること】

秋は過ごしやすい季節のように思われますが、「季節の変わり目になると頭が痛い」「雨の前になるとこめかみがズキズキする」といった偏頭痛の悩みが増える時期でもあります。

特に10月は気圧の変化が大きく、晴れと雨が交互に訪れるため、頭痛が出やすいシーズンです。


このような「天気痛」や「気象病」と呼ばれる症状の多くは、気圧変化による自律神経の乱れが関係しています。

人の体は気圧が下がると副交感神経が優位になり、血管が拡張します。
拡張した血管が周囲の神経を刺激し、ズキズキとした痛みを引き起こすのです。
さらに、寒暖差によって肩や首の筋肉が緊張すると血流が悪化し、頭痛をさらに悪化させることもあります。


こうした偏頭痛のケアには、薬に頼りすぎない体質改善がポイントになります。

そこで注目されているのが、鍼灸による自律神経のバランス調整です。
鍼灸施術では、首や肩のこわばった筋肉をやさしくゆるめ、血流を促進することで、頭部への血液循環を整えます。これにより、気圧の変化に影響を受けにくい体づくりをサポートします。


また、鍼の刺激は自律神経の働きを整え、体をリラックス状態に導きます。
これにより、ストレスや疲労が蓄積して頭痛を悪化させる「悪循環」を断ち切ることができるのです。

鍼灸では首筋、肩甲骨まわりの血流を改善し、全身のバランスを整えることで、気圧変化に強い身体へと導いていきます。


ご自宅でのセルフケアとしては、

・天気の変化に合わせて生活リズムを整える

・首・肩を冷やさず、軽いストレッチを行う

・睡眠不足を避ける

といった習慣が大切です。特に、朝晩の冷え込みが強くなる10月は、首を冷やすと自律神経の乱れが悪化しやすいため、スカーフやネックウォーマーなどで保温を心がけましょう。


「頭痛薬を飲んでもスッキリしない」「天気が悪い日がつらい」とお悩みの方は、根本から整える鍼灸ケアを検討してみてください。

東戸塚鍼灸治療院では、患者さま一人ひとりの体質に合わせた施術で、自律神経や血流のバランスを整え、偏頭痛の予防と緩和をサポートしています。

季節や天気に振り回されない、軽やかな毎日を。

気圧変化に負けない体を、鍼灸でつくっていきましょう。

一覧に戻る