身体の痛み・育児による疲れを改善する

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鍼灸治療院コラム

2025/08/17
院長コラム
【夏の冷房で悪化する坐骨神経痛…鍼灸でできるケア】

8月の厳しい暑さの中、屋外と室内の温度差が大きくなりやすい時期です。
特に冷房の効いた室内で長時間過ごすと、腰から足にかけてのしびれや痛みが悪化する「坐骨神経痛」に悩む方が増えます。
冷えは血流を悪くし、神経や筋肉の緊張を強めるため、症状を引き起こしやすくなります。


坐骨神経痛は、腰から足先まで伸びる長い神経が圧迫や炎症によって刺激されることで起こります。
デスクワークや長時間の同じ姿勢、そして夏場の冷房による下半身の冷えは大きな要因です。
特に冷えによって筋肉が固くなると、神経への圧迫が強まり、痛みやしびれが悪化することがあります。


日常での予防には、冷房の風が直接体に当たらないようにすることが重要です。
ひざ掛けや薄手の長ズボンを活用し、下半身を温める工夫をしましょう。
また、こまめに立ち上がって軽く腰や脚を動かすことで、筋肉のこわばりを防げます。


鍼灸施術では、腰やお尻、脚の筋肉の緊張を緩め、血流を改善することで坐骨神経への圧迫を和らげます。
さらに、体全体の循環を整えることで、冷えに強い状態を作り、再発予防にもつなげます。
薬では取り切れないだるさや違和感が続く場合、鍼灸は有効な選択肢のひとつです。


症状が軽いうちにケアを始めれば、悪化を防ぐだけでなく日常生活の快適さも保ちやすくなります。
「夏なのに下半身が冷える」「長く座っていると足がしびれる」などのサインがある場合は、早めの対応をおすすめします。


東戸塚鍼灸治療院では、坐骨神経痛に対する鍼灸施術を行っています。
冷房の季節こそ、腰と脚のケアをしっかり行い、痛みのない快適な夏を過ごしましょう。

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