身体の痛み・育児による疲れを改善する

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鍼灸治療院コラム

2025/08/10
院長コラム
【夏の偏頭痛と首肩の緊張の意外な関係】

夏になると、「頭がズキズキする」「急に偏頭痛が増えた」と感じていませんか? 
実は、夏特有の暑さや冷房環境が、首や肩の緊張を高め、それが偏頭痛の引き金になっているケースが少なくありません。


冷房の効いた室内と外気温との差が大きいと、体は自律神経を使って体温を調節しようとします。
これが負担となって自律神経が乱れやすくなり、血流や筋肉の状態に影響を及ぼします。
特に首や肩の筋肉がこわばることで、頭部へ向かう血流が悪くなり、偏頭痛を引き起こす原因になるのです。


また、在宅ワークやスマートフォンの長時間使用により、猫背や前かがみの姿勢が続くと、首の後ろや肩の筋肉が緊張しやすくなります。
この緊張が神経を圧迫し、痛みやしびれを伴うこともあります。
実際、当院でも「肩こりがひどくなると頭痛も出る」というご相談が多く寄せられています。


偏頭痛というと、天気や光の刺激といった要因に注目しがちですが、「首や肩の状態」が大きく関わっていることはあまり知られていません。
首肩の血流や緊張を整えることで、頭痛の頻度や強さが軽減されるケースは少なくありません。


東戸塚鍼灸治療院では、首や肩のこわばりを丁寧に緩める施術を行っています。
血流を促すことで、神経や筋肉への負担を軽減し、偏頭痛が起きにくい体づくりを目指します。
施術後には「頭が軽くなった」「首の動きが楽になった」と実感される方も多くいらっしゃいます。


さらに、日常生活でも簡単にできる対策としては、長時間同じ姿勢を避けること、冷房に直接当たらないようにすること、こまめに首肩を動かして血流を促すことが有効です。
湯船に浸かって体を温めるのもおすすめです。


もし「夏になると頭痛がひどくなる」「市販薬ではなかなか改善しない」というお悩みがある方は、首肩の緊張が関係している可能性を一度見直してみてください。
つらい偏頭痛を根本からケアして、快適な夏を過ごしましょう。

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